突如の辞任発表でしたね・・・
2023年3月8日、NHK党の党首である立花孝志氏が辞任する決意を固めたことが分かりました。
立花氏は2019年に党首となって以来、NHKに対する不満や批判を訴える声を型破りな手法で集め注目されましたが、一方で「虐殺」「質の悪い子を増やしては駄目」「コロナは風邪」などの失言が相次ぎ、問題視されていました。
今回の辞任については、ガーシー騒動の責任を取るとともに批判をかわす目的があります。また「政治家48党」への党名変更や女性党首を抜擢する奇策で騒動を逆手に取るなど、そのしたたかさで今後も話題を振り撒き続けるでしょう。
どんなにすばらしい政策を主張しても届けたい相手に『認知』されなければ意味がありません。一見すると突飛に見える立花氏の言動ですが、常に話題を仕掛けて注目を集める緻密な戦略には目を見張るものがあります。
こちらの記事では、立花氏の人物像やマスメディアへの話題作り・仕掛けの一部をご紹介します。
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立花孝志氏が話題を仕掛け続ける理由とは?
立花氏はNHKに対する批判や不満を訴える声を集め、マスメディアや政治家に批判的な発言や行動を繰り返しています。
一見突飛に見える言動ですが、実際は首尾一貫しており、いかに世間に「認知」してもらえるか、緻密な計画の基におこなわれていることも少なくありません。
YouTubeやTwitterを駆使した情報発信
立花氏はTwitterやYouTubeを活用した情報発信に力を入れており、さまざまな仕掛け作りで話題に事欠きません。YouTubeやSNSの強みである拡散力により、多くのユーザーに『認知』してもらうための導線を構築しています。
また、YouTubeやSNSではユーザーと直接やり取りができるので、ファンの育成をやりやすいメリットもあります。
炎上商法
立花氏は炎上商法を使って、良くも悪くも世間に「認知」されることに成功しています。
炎上商法は、影響力が大きくなるほど世間に与えるマイナスイメージも大きくなるので、苦情や批判的な意見が殺到して謝罪することも少なくありません。しかし立花氏にとって、謝罪する状況=絶好のPRの場所となってます。
- 挑発、煽り行為
- 差別的発言、過激な発言
- 批判、中傷
- メディアや有名人の影響力を活用
とくに今は「炎上」に対するマイナスイメージが強いので、非難されやすいですし難しそうですよね・・・
非難された後の対応が大きなポイントで、上手くポジティブなイメージに塗り替えることができれば、広くイメージを世間に浸透できます。
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そもそも立花孝志氏とはどんな人物か?
立花氏は日本の政治運動家、YouTuber、タレント、ジャーナリストで、旧NHK党の創設者であり初代党首です。
そもそも立花氏とは、いったいどんな人物なのでしょうか。
立花孝志氏の略歴
NHK職員
- 高校卒業後、NHKに入局して和歌山放送局の庶務課に配属
- 大阪局→本部報道局→本部編成局へ異動。
週刊文春でNHKの不正経理を内部告発。自身の不正経理で懲戒処分を受けて依願退職
NHK退職後
- フリージャーナリストとして活動を始める
- 2012年、立花孝志ひとり放送局株式会社設立、ホームページ開設
地方選挙へ出馬
- 2013年、「NHK受信料不払いの党」を設立、代表に就任
- 2016年、東京都知事選挙に立候補するも落選
NHKの政見放送で「NHKをぶっ壊す!」とNHK批判を展開して、ネットで話題に - 2019年、堺市長選挙に立候補するも落選
国政に進出、国政政党の党首になる
- 2019年、参議院議員通常選挙に比例区で立候補して当選。国政政党の党首となる。
同年参議院議員を辞職し、埼玉県選挙区の補欠選挙に立候補するも落選 - 2020年、数度の落選を経て、東京都知事選挙に立候補するも落選
- 2022年、NHKへの威力業務妨害などの罪で執行猶予付きの懲役2年6か月の有罪判決を下される
- 2023年、ガーシー騒動で党首を引責辞任。党名も「政治家女子48党」に変更すると発表
立花孝志氏のおもな政策・主張
立花氏はNHKに対する批判について、報道内容の偏りやバイアスがあると主張しています。彼はNHKの報道姿勢を「公共放送としての中立性を失っている」と批判し、視聴料制度の見直しやNHKの役割や体制の改革を訴えてきました。
- NHKスクランブル放送化
- 優生思想
- 憲法改正
- 直接民主主義の導入
- ベーシックインカム制の導入
- 外国人労働者受け入れに反対
- 今後の電子力発電の存続に賛成
- 同性結婚制度に賛成 など
政策について賛否両論あるのは当然として、優生思想はちょっと気になるなぁ・・・
たしかに「質の悪い子を増やしては駄目」は、公人の発言としては問題ありそうですね。
立花孝志氏の結婚歴は?子供はいるの?
立花氏は現在独身で過去に離婚歴があり、前妻との間に26歳になる娘さんがいます。2019年3月自身のYouTubeチャンネルで娘さんがゲスト登場して、薬剤師国家資格に合格したことを明かしています。
ただし立花氏の元妻については、元妻の年齢や職業、離婚理由など具体的な情報が公表されていません。
娘さんが2019年当時26歳なので、立花氏が26歳の時に娘さんが誕生したことになります。NHKに勤務していた時に元妻と出会い結婚した可能性が高く、社内恋愛だった可能性も考えられます。
離婚した後も娘さんとは交流があって、立花氏のYoutubeに出てくれるくらい仲がいいのは微笑ましいですね。
その反面、別れた奥さまの情報はクローズにしているところに戦略を感じる・・・
立花孝志氏はNHKに対してほか、多数の裁判を起こし関与している
立花氏はNHKに対してほか、多数の裁判を起こし関与しています。
NHKとの訴訟について
有名なところでは、2019年に都内で受信料の契約・収納業務の委託先会社の元社員から受信契約者の情報を不正に取得した上でインターネット上で拡散すると脅し、NHKの業務を妨害したとして威力業務妨害などの罪に問われました。
立花氏は、政治活動であり正当な業務行為であり違法ではないと主張しました。
NHK党の目的は「NHKのスクランブル放送化の実現」であり、NHKの受信を希望しない人が受信料を支払わなくてもいいようにするための活動だとしたのです。
しかし裁判所は、
「NHKの営業秘密である情報を動画撮影という形で入手し、その情報を人質のように利用して種々の要求をし、NHKの業務を妨害した」と指摘し、さらに
「落ち度のない受信契約者の個人情報を流出の危険にさらした面もあり、政治活動としての許容範囲を超えたものと言わざるをえない」として、
懲役2年6か月、執行猶予4年の判決を下しました。
そのほか立花孝志氏が関わる訴訟・事件について
NHK絡みの訴訟以外にも、多くの訴訟・事件があったので有名なところをいくつかまとめました。こちらは、立花氏がひとりで関わっているもののみなので、旧NHK党のものの含めるとさらに多くなります。
- NHK関係
- 帯域除去フィルタ機器「イラネッチケー」をめぐる裁判
- NHK受信料の徴収をめぐる裁判
- 短期賃貸マンション入居者の受信契約をめぐる裁判
- ワンセグ携帯裁判
- 受信料不払いをめぐるNHKとの裁判
- 不正競争防止法違反
- 森友学園問題
- 記者への暴行事件
- 中央区議への脅迫事件
- ジャーナリストへのスラップ訴訟 など
この訴訟件数の多さだと、裁判を起こす目的が勝訴ではなくて話題作りで、党のPRとして活用している感じだなあ・・・
まさに、世間に『認知』させるための戦略ですね!
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よくある質問
- 立花氏のように意図的に炎上商法を仕掛ける会社や人はいる?
-
企業イメージは長い時間をかけて作っていくものなので、率先して企業価値を落とす可能性の高い炎上商法を選ぶ会社は少ないでしょう。
しかしYoutuberやインフルエンサー、芸能人など、炎上によるマイナスイメージよりも、バズって知名度がアップするメリットの方が大きいと想定して、あえて炎上させてでも認知度をあげたい人も一定数います。
- 炎上商法で上手くいった例はあるの?
-
立花氏も政党のPRといった面では大成功を収めている人のひとりですが、それ以外では
- コツコツをブログを続けてファンを獲得した辻ちゃん
- ルーマニアのチョコ菓子メーカー「ROM」のパッケージ変更
- Youtuberのヒカル氏、某中堅芸人を中傷→和解
などがあります。いずれも、マイナスイメージを逆手にとって上手くファンを獲得しているのがポイントです。
私だったら、アンチに叩かれた時点でへこんで潰れそう・・・
断られる、否定されてからどう動くかが勝負なところはありますね。
- 炎上商法で失敗した例はある?
-
誹謗や中傷ではないものの、必要以上に不安を煽って反感を買ったケースのひとつとしては、
- ゆずの2018年冬のコンサート告知「今度の活動についての重要なお知らせ」
があります。
活動休止か解散かと不安に煽られSNSを中心に大騒ぎとなりましたが、数日後にコンサートの告知であることを発表して、一部で炎上したことがありました。
ユーモアとの線引きが難しい所ではありますが、既に知名度も実力もあるアーティストなので、応援してくれるファンをあえて不安にさせる必要はあったのか?と少し疑問が残ります。
炎上商法を仕掛ける人のキャラクターにもよるから、仕掛け具合(度合)が難しそうだなぁ・・・
たしかにハイリスクハイリターンの手法なので、やる前には慎重に且つ綿密な計画建てが必要ですね。
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まとめ:NHK党の立花孝志氏が党首辞任!今後の活動にも目が離せない!!
ガーシー議員の件で陳謝だけの予定だった会見の場で、辞任表明をしたかと思いきや党名を「政治家女子48党」に改称した立花氏は、今後もどのような仕掛けを準備しているでしょうか。
立花氏がこのタイミングで「政治家女子48党」と党名変更をしたのは、4月に迫った統一地方選挙を見据えた戦略です。当選者を増やすためと、ガーシー氏の除名処分めぐって国民の関心が向かう中で、ダメ押しのPRとなったでしょう。
このように、色々と話題にあがる立花氏の今後の活動にも注目していきたいと思います。
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