メタ・プラットフォームズが10,000人を解雇!株価への影響やSNSの重要性などを解説

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メタが大規模なリストラをしたって本当?

世界的な大企業がリストラを行うってことは、不景気が近いのかな?

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

米国のメタ・プラットフォームズは、3月14日に1万人の人員削減を行う予定であることを発表しました。

2022年11月にもメタは全従業員の13%にあたる11,000人以上の人員削減を発表しましたが、組織の効率化を図るためたさらなる人員削減を行う考えです。

メタはアメリカの代表的な企業である「GAFAM」の一角を占めていることから、今回のニュースは大々的に報じられました。

今回は、メタ・プラットフォームズの大規模なリストラに関連するニュースや、事業主が意識するべきポイントなどを解説していきます。

大企業がリストラをするってことは、何か大きな理由があるんだろうな…

FP1級や証券外務員一種などの資格を持っている私が、わかりやく解説します!

目次

メタ・プラットフォームズとは?

メタ

メタ・プラットフォームズは、以前まで「Facebook」 として知られていたメディア企業です。

MessengerやInstagramなどのサービスを提供しており、若者を中心に人気の高い事業を展開しています。

VRやスマートグラスなど最先端技術を用いたITサービスも提供しており、アメリカを代表するIT企業の一つと言えるでしょう。

そういえば、うちの会社もFacebookに登録して情報発信してるなぁ

SNSでの情報発信や集客は、現代においてマストですよね。

メタは人員削減で効率化を進めている

解雇

メタ・プラットフォームズは、これまでも定期的に人員削減を行ってきました。

  • 2018年:従業員の約3%にあたる5,000人の削減
  • 2022年11月:全従業員の13%にあたる11,000人以上の削減
  • 2023年3月:10,000人の人員削減と5000人の採用計画を中止

メタのマーク・ザッカーバーグCEOは2023年を「効率の年」と表現しており、今後も人員削減を通じて組織の効率化を図る考えです。

マネージャーやディレクターを削減して企業内の意思疎通をスムーズにする目的と、広告収入低迷に伴って広告部門に関連する職種の人員削減も行う必要性に迫られた背景もあります。

ザッカーバーグCEOは「競争圧力が高まり当社の成長は大幅に鈍化した」として、今後も組織の合理化を行う考えを示しています。

大企業でもコスト削減は重要課題なんですね!

    特にIT企業は競争が激しいので、メタは早めに対策を打ったと言えるでしょう。

株価への影響

リストラと聞くと、

会社の財政が揺らいでいるのかな?

と考えがちですが、今回の人員削減のニュースを受けてメタの株価は上昇しました。

大規模な人員削減は

効果的なコストカットである

と評価する投資家が多く、収益改善に向けた取り組みを好感し、株価は7%以上上昇しました。

経費削減による財務の改善だけでなく、業務効率化や再編成が進むことで「長期的な成長につながる」と評価する投資家もいます。

ザッカーバーグCEOは、

  • 金利の上昇
  • 地政学的な不安
  • 規制の強化

が成長の鈍化と技術開発のコスト増につながることを想定しており、先だってコスト削減に動きました。

メタは広告収入低迷の影響を受けていることから、今後のビジネスモデルや事業戦略についても注目が集まっています。

投資家からはプラスに捉えられているんですね!

「リストラ=悪」では必ずしもありません。

従業員への影響

メタは、リストラの対象となる従業員に対して新しいポジションやキャリアアップの機会を提供する用意をしています。

つまり、優秀な人材を残すための取り組みを行っており、人材流出は最小限になる見込みです。

従業員のケアもしっかり行っていることがわかりますね。

ソーシャルメディア業界への影響

SNS

メタは

  • Facebook
  • Instagram
  • WhatsApp

などの主要なソーシャルメディアプラットフォームを運営しており、収益は広告事業に依存していました。

しかし、広告収入が減少したことで人員削減する必要性に迫られ、他のソーシャルメディア企業にも影響を与える可能性があります。

表面上の事実を知るだけでなく、今後の展望までイメージすることが大切です。

他の企業も追随する可能性がある

メタの広告収入が低迷した理由は、主に下記のとおりです。

広告収入が低迷した理由
  • 経済低迷による広告予算縮小
  • Reels(短尺動画)の成長
  • Facebookユーザー数の低迷

広告事業はソーシャルメディア業界において重要な収益源となっていますが、時代の変化や新サービスの登場に伴って収入が減少しています。

実際に、メタと並んで巨大IT企業として知られているアルファベットは、グーグルの第3四半期の広告収入が第2四半期と比較して約20億ドル減少したことを発表しました。

今回のメタのリストラは、他のIT企業やソーシャルメディア企業にも影響を与える可能性が高いです。

TwitterやSnapなど他の企業も収益性の維持に苦慮していることから、メタの人員削減が収益改善につながれば、他の企業も追随する可能性が高いと言えるでしょう。

ソーシャルメディア利用率

今回のメタの人員削減は、ソーシャルメディアの利用方法の変化を示しています。

ここ数年、多くの人がソーシャルメディアから代替プラットフォームに移行しており、「Facebook離れ」が加速しています。

なお、対象地域は日本に限られますが「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、主要なソーシャルメディアの利用率は下記のとおりです。

主要なソーシャルメディアの利用率
  • LINE:90.3%
  • Twitter:42.3%
  • Instagram: 42.3%
  • Facebook:31.9%
  • TikTok:17.3%

また、ピューリサーチ調査ではFacebookの10代利用率は

  • 2014年の71%から
  • 2022年には32%に低下

しており、多くのユーザーは

Facebookよりも魅力的なSNSがある

と評価していることが見て取れます。

地域や世代、利用目的などによっても差がありますが、ターゲットに即したSNSで情報発信することが重要と言えるでしょう。

世代によって効果的なSNSは異なるのか…

自社ビジネスのターゲットを明確にして、効果的にマーケティングすることが大切です。

メタのリストラを受けて事業主が意識するべきこと

ボス

今回のメタの大規模なリストラの主な要因となっているのは、

  • 広告収益の減少
  • Facebook離れ
  • 事業の効率化
  • コスト削減

です。

特に、事業の効率化とコスト削減はIT業界に限らず多くの企業にとって重要な課題です。

メタのような世界を代表する企業ですらリストラを行う必要性に迫られていることから、事業主の方は

自分たちも他人事ではない

という認識を持つことが重要です。

また、時代の変化に応じて素早く事業資金や設備投資資金を用意するためには、金融機関やビジネスローンの会社と良好な関係を築いておくことが欠かせません。

特に、ビジネスローンは即日融資に対応しているところも多いことから、非常に頼りになります。

中小企業の支援に精通しているプロと相談できるため、「まずは相談だけでも」という方も利用してみてください。

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よくある質問

最後に、メタのリストラに関するよくある質問を紹介していきます。

メタはなぜリストラを行ったのですか?

広告収入の減少や事業の効率化、組織の合理化が主な理由です。

広告収入の減少に伴ってコストカットの必要性に迫られたことで、今回大規模なリストラが行われました。

事業を効率化するために必要なことは?

市場のニーズを的確に掴むことと、コストをカットすることが重要です。

メタの広告収入の減少はFacebook離れが大きな要因となっており、競合の分析や市場ニーズの把握は重要と言えます。

なぜリストラ発表後にメタの株価は上昇したのですか?

コストの削減が収益力の向上に繋がると評価されたためです。

また、組織をスリム化して意思決定をスムーズにすることで、事業拡大に資すると評価している投資家もいます。

まとめ

メタのリストラは大きなニュースとして報じられていますが、投資家からはプラスに捉えられています。

今回のニュースでわかる重要なこと
  • 業務の効率化と組織のスリム化は重要
  • コストカットは企業の収益力を高まる上で効果的
  • SNS利用率などのニーズの変化を掴むことは重要
  • 必要に応じて素早く事業投資できるように備えることが大切

今回のニュースは、すべての事業主の方に関連しているため、決して他人事ではありません。

営業利益率の低さやコストの増大に悩まされている方は、今回のニュースをきっかけに効果的な対策を考えてみましょう。

コスト削減と効率的な事業展開を意識することが大切ですね!

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