【苦境から脱却!】医療・介護業が融資を断られる理由とは?即日融資を受ける方法も解説

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医療業は融資に通りづらいのかな…?資金繰りが不安です

介護業を営んでいるけど、銀行で融資を断られてしまった..

このような疑問や不安をお持ちの事業主の方も多いのではないでしょうか。

高齢化が進展している日本において、医療・介護業界の重要性は高まっています。

しかし、保険収入が実際に手元に入るまでに2〜3ヶ月程度かかることから、医療・介護業界は資金繰りが悪化しやすい特徴があります。

資金繰りに苦しみ、キャッシュフローが芳しくないと、金融機関で融資を断られてしまいます。

こちらの記事では、医療・介護業で融資が通らない理由や、融資を断られても即日融資を受けるための最適な方法を解説していきます。

FP1級や証券外務員一種資格を持ち、医療機関の経営相談を行っている私が解説します!

こちらの記事を読めば、医療・介護事業者が資金繰りを改善するための方法を把握できるでしょう。

目次

医療・介護業界における融資が断られる主な理由

医療・介護業界には、特有のリスクや収益性の不確実性があります。

資金繰りが苦しく、信用情報が悪化してしまうと融資が通らなくなってしまうでしょう。

まずは、医療・介護業界における融資が断られる主な理由を解説していきます。

医療・介護業界における融資が断られる主な理由
  • 収益性の不確実性
  • 保証人・担保の不足
  • 事業計画の不備

収益性の不確実性

医療・介護業は、政策や制度の変更により収益性が大きく左右されることがあります。

診療報酬の改定をはじめ、国の政策や意向によって収益性が左右されるのは、医療・介護業界特有のリスクです。

また、

  • 医療過誤
  • 訴訟リスク
  • 介護報酬の未払い

なども、医療・介護業界特有のリスクとして挙げられます。

金融機関は、融資の審査をする上で不確実性を嫌うことから、

小規模のクリニックや介護事業所はリスクが高い

と判断することがあります。

保証人・担保の不足

担保や保証人が不足している場合、金融機関は

リスクが高い

と判断し、融資を断ることがあります。

中小零細規模のクリニックや介護事業所は、担保や保証人を用意できないケースが多いです。

十分な担保や信頼性のある保証人を容易できない点も、医療・介護事業者が融資を断られてしまう大きな要因です。

金融機関としては、融資の審査をするにあたって

  • 十分な価値のある担保があると安心
  • 安定収入があり、過去に金融トラブルのない保証人がいると望ましい

と考えます。

担保や保証人を用意できないと、金融機関で融資を受けられる可能性が低くなってしまいますね…

金融機関としては「貸し倒れ」を避けたいため、当然といえば当然です。

事業計画の不備

事業計画が不十分だと、金融機関から信頼を得ることができません。

将来のビジョンや事業計画が曖昧だと、

本当に貸したお金を返済できるのか不安

と思われてしまうためです。

医療・介護業界は今後もニーズが高い業界とはいえ、綿密な事業計画を立てておかないと淘汰されてしまいます。

即日融資を受ける方法3選

それでは、実際に医療・介護事業者が即日融資を受けられる方法を紹介していきます。

金融機関で融資を断られてしまっても活用できる可能性があるため、ぜひ知っておきましょう。

即日融資を受ける方法3選
  • ビジネスローン
  • ファクタリング
  • 医療・介護業に特化した融資制度の活用

ビジネスローン

ビジネスローンとは、銀行や信用金庫で融資を断られてしまった事業主でも活用可能な事業用ローンです。

ビジネスローン会社が取り扱っている融資サービスで、金融機関よりも審査基準が緩く即日融資にも対応しています。

主な審査基準
  • 利益
  • 信用情報
  • 運営実績
  • 患者数
  • 施設利用者数

返済能力や信用力をトータルで審査した上で融資の可否を判断していますが、金融機関よりも審査は緩く柔軟に審査を進めてくれます。

以下で、2023年の最新おすすめビジネスローン会社を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

ビジネスローンのメリット

ビジネスローンのメリット
  • 審査が早く最短即日融資に対応している
  • 審査が柔軟
  • 金融機関に融資を断られても利用できる
  • 返済計画を柔軟に組んでくれる

ビジネスローンは、金融機関よりもやや金利が高めではありますが最短即日融資が可能です。

信用力が足らず

金融機関で資金調達できなかった…

という介護・医療事業者でも利用できるため、ぜひ活用を検討してみてください。

素早く資金調達できれば急な資金ニーズにも柔軟に対応できるため、まずは相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。

ビジネスローンを受けるときの必要書類

ビジネスローンに申し込むときの必要書類は、概ね下記の通りです。

ビジネスローンを受けるときの必要書類
  • 事業計画書:事業の将来性を示す書類
  • 収支予測書:将来の売上や費用、利益などを見積もった書類
  • 課税証明書:所得税や法人税の納税状況を証明する書類で、税務上の信用状況を確認する
  • 会社概要書:会社の基本情報をまとめた書類
  • 過去の決算書類:過去数年分の損益計算書や貸借対照表など、会社の財務状況を示す書類
  • その他ビジネスローン会社が求める書類

事前に書類を用意しておくと、手続きや審査がスムーズに進みます。

銀行で融資を断られてしまったので、ビジネスローンを活用してみます!

例えば、ファンドワンでは「介護・診療・調剤報酬債権担保融資」、オージェイでは「介護・診療報酬担保融資」というサービスがあります

ファクタリング

ファクタリングとは、売掛金をファクタリング会社に売却して資金調達する方法です。

即日で資金調達できる方法として多くの事業主から利用されており、資金繰りを改善する手段として知っておくと良いでしょう。

ファクタリングの流れ
  • ファクタリング会社と相談、申し込み
  • 診療報酬債権をファクタリング会社に売却する
  • 売掛先(国保または社保)に対して、診療報酬債権をファクタリング会社に譲渡したことを通知する
  • ファクタリング会社から手数料(5~10%程度)を差し引いた金額を調達する
  • 国保や社保からファクタリング会社に診療報酬債権が支払われる

ファクタリングを利用することで、保険収入の入金を待たずに診療報酬債権を資金化できます。

介護・医療業界では保険収入が約2~3ヶ月後となるため、入金を待たずに資金調達できるのは大きなメリットです。

ファクタリングのメリット

ファクタリングのメリット
  • すぐに資金繰りを改善できる
  • 保険収入を待たずに現金化できる
  • 債権の信用力が高いため、利用しやすい

介護・医療事業者の売掛先は社保や国保となるため、信用力が抜群に高いです。

ファクタリングは、自社ではなく売掛先の信用力や財務力がチェックされる特徴があります。

診療報酬債権の信用力は非常に高いことから、ファクタリングは医療・介護事業者と好相性と言えるでしょう。

医療・介護業に特化した融資制度の活用

即日融資は難しいですが、低金利で借りたい場合は医療・介護業に特化した融資制度の活用も検討する余地があります。

例えば、独立行政法人福祉医療機構では、社会福祉施設や医療関係施設を整備する際に必要となる運転資金等を「長期・固定・低利」で融資する「福祉医療貸付制度」を実施しています。

また、自治体によっては医療・介護業に特化した融資制度を用意しているため、調べてみると良いでしょう。

即日融資を受けるためのポイント

即日融資を受けるためには、いくつかポイントを押さえることが重要です。

以下で、医療・介護事業者が即日融資を受けるためのポイントをまとめました。

即日融資を受けるためのポイント
  • 信用力を向上させる
  • 業績を安定させる
  • 事業計画を充実させる
  • 担保や保証人を用意する
  • 継続的なコミュニケーション

信用力を向上させる

ビジネスローンで融資を受ける際にも、審査を受けることになります。

審査を通過するためには、信用力を向上させることが重要です。

具体的には、過去の借入履歴を整理し、財務状況を改善することが信用力の向上に繋がります。

借入金を減らせば自己資本比率が高まるため、事業の安定性をアピールできるようになります。

また、不安がある場合は自社の信用情報を確認しておきましょう。

信用情報に登録されている内容
  • ローンの利用状況
  • 返済履歴
  • 借入履歴
  • 延滞・支払遅延の有無

信用力を向上させることで、融資を受けやすくなるだけでなく関係各社からも信頼を得やすくなるメリットも期待できます。

業績を安定させる

業績を安定させるための方法
  • 経営計画を立てる
  • 今後の事業ビジョンを明確にする
  • 収益の見通しを立てる
  • 人材投資
  • コスト削減を実践する

経営計画を立てることで、事業の目標や方針が明確になり、信頼性が高まります。

できれば、具体的な数値目標や戦略を示しましょう!

また、調達した資金をどのような用途で使うのかを明確にした経営計画書の作成も効果的です。

他にも、人材投資やコスト削減など、収益性を向上させる施策を実行することも大切です。

働きやすい環境を作れば、優秀な看護師や介護士を雇えますからね!

事業投資だけでなく、収益性を向上させるための施策を幅広く実行して業績が改善される意思を示すことが大切です!

事業計画を充実させる

事業計画を充実させる方法
  • ビジネスプランを作成・ブラッシュアップする
  • 事業計画の見直しを行う

ビジネスローン会社に提出するための書類の中に、事業計画書があります。

ビジネスプランを作成するだけでなく、第三者からアドバイスを受けてブラッシュアップすることも大切です。

詳細かつ具体的な内容にすることで、融資が通りやすくなるでしょう。

事業計画が明確だと、安心してお金を貸せますからね!

専門家からアドバイスをもらって、事業計画の弱点を見直すことも大切です。

担保や保証人を用意する

担保や保証人を用意することも、有効な手段となります。

ビジネスローンは「担保・保証人不要」で申し込めるケースが多いですが、それでも担保や保証人が用意できるに越したことはありません。

適切な担保や保証人を用意することで、貸し倒れのリスクを低減できるため融資が通りやすくなります。

また、具体的に保証人は

  • 保証人との関係性が明確である
  • 安定収入がある
  • 過去に金融トラブルがない

など、信頼性のあることで融資審査が円滑に進み、融資が通る確率が向上します。

継続的なコミュニケーション

ビジネスローン会社と、継続的なコミュニケーションを取ることも大切です。

ビジネスローン会社は即日融資に対応しているため、長期的に付き合うことになる可能性もあります。

事業の状況や将来展望を定期的に報告することで、信頼関係を築くことができるでしょう。

良好な関係を築いておけば、融資が必要な際にスムーズに資金調達ができるようになるメリットが期待できます。

よくある質問

規模に関係なく、ビジネスローンやファクタリングを活用できますか?

できる可能性が高いです。

ビジネスローンやファクタリングは、金融機関で融資を断られた事業者でも利用しやすい点が特徴です。

徹底比較ビジネスローンとファクタリングはどっちがいいの?

ファクタリングをして、クリニックに悪影響は出ますか?

出ません。

ただし、診療報酬債権を売却した際に、手数料を支払う必要がある点には注意しましょう。

介護事業者や医療機関の評判に悪影響が出ないということで、安心しました!

ファクタリングを「知っている」だけで、資金繰りを改善できます。ぜひ、有効活用しましょう。

おすすめのファクタリング会社はこちら!

ファクタリングできる金額に上限はありますか?

売却できる診療報酬債権は、2カ月先までが対象です。

2カ月先以上先の診療報酬債権は基本的にファクタリングできず、もし2カ月分を超えて請求する場合は手数料が高くなるため、注意しましょう。

まとめ

医療・介護業界は資金繰りが苦しくなりがちな構造上、金融機関から融資が断られてしまうケースが多いです。

資金繰りが苦しいのに融資を受けられない…どうしよう…

と悩んでいる医療・介護事業者の方は、ビジネスローンやファクタリングの活用がおすすめです。

いずれも信用力や運営年数が乏しくても利用でき、即日で資金調達できる魅力があります。

今すぐ資金が必要でなくても、必要な時に資金調達できるようにしておくことは重要ですね!

その通りです!ビジネスローンやファクタリング会社と良好な関係を築いておけば、いざというときに素早く資金調達できます!

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