JR東海の「リニア中央新幹線」が開業を延期したけど、いろいろと揉めているし、ちゃんと完成するのかな・・・?
JR東海と静岡県の溝は深そうだけど、それ以外にも問題は山積みなようだし、頓挫もあるのかな・・・?
など、JR東海「リニア中央新幹線」開業について、眉唾だと思う方は多いのではないでしょうか。
JR東海が、2027年のリニア中央新幹線の開通を断念すると発表したことが話題になっています。
静岡県以外の区間ではすでに工事が始まっており、開通に向けて進んでいたものの、静岡県の許可が得られずに計画が頓挫しました。
静岡県知事が建設工事に関する許可を出さないことがおもな原因とされていますが、それ以外にも当初の計画から遅れている箇所はいくつかあり、JR東海の見通しの甘さも指摘されています。
この記事ではホリエモンの解説を軸にして、JR東海「リニア中央新幹線」の2027年開業が困難になった件について、その背景やJR東海と静岡県双方の主張を中心に解説していきます。
FP1級などの資格を持ち、経営コンサルタントも行う私が、分かりやすく解説します。
こじれた背景
静岡県知事は、おもに大井川の水源問題を理由に、リニア中央新幹線の建設に反対しています。
JR東海は、大井川の流水対策を提示をしたものの、静岡県は「湧水量が絶対に減らないことを保証していない、いいところだけ説明されても困る」とくぎを刺しており、溝の深さが露呈しました。
その背景には、JR東海が「リニア計画」に絡んだ静岡県への対応を袖に振る状態が続いていて、大井川の流水対策で静岡県の怒りが爆発して以来、完全に関係がこじれたという経緯があります。
また、静岡県内には「リニア中央新幹線」やのぞみの停車駅がない問題もあって、静岡県をぞんざいにしているとして、JR東海との対立をさらに深めている一因になっているようです。
完全にボタンを掛け違えているね。これはなかなか修復に時間がかかりそうだなぁ・・・
ここまでこじれてくると、国が積極的に介入して和解させるしか手段がないところまで、来ていますね。
双方で対立する意見
JR東海は、大井川の流水対策についてを提案しているものの、静岡県側はこれに難色を示しています。このため、両者の対立が続いており、問題の解決が見通せない状況が続いています。
一方、リニア中央新幹線は、日本の技術力を示すエポックメイキングなプロジェクトであり、日本の技術力を守るためにも、計画が進められることが望ましいとの意見もあります。
このままだと国内で揉めている間に、「中国版超電導リニア」に先を越されそうな感じがするなぁ・・・
日本の技術力を世界に誇示するためにも進めてほしいところですが、中国に先を越されたら、さらに感情面でこじれそうですね。
よくある質問
JR東海「リニア中央新幹線」2027年開業延期について、気になる質問をまとめました。
- 「リニア中央新幹線」の経済効果はどのくらい?
-
「リニア中央新幹線」が品川~名古屋間で開通したときの時間短縮による経済効果を試算すると、50年間便益で少なくとも10.7兆円との推計結果が得られています。
なるほど、静岡県は停車駅がないので、「リニア中央新幹線」の経済効果にあやかることもなかなか難しいんですね。
ここがまた、静岡県の機嫌を大きく損ねる要因になっていることは明白な事実ですね・・・。
急なアクシデントで資金調達に困った際は、ファクタリングもよさそうです。
- 「リニア中央新幹線」の問題点は何があるの?
-
採掘で大量に発生する土砂の処分や、それが及ぼす動物や植物、生態系への影響も懸念されています。
具体的には、
- 水資源への影響(大井川などの河川の生態系に影響)
- 土砂の処分(処分先の決定は全体の2割)
- 動物・植物への影響(10年以上の広範囲な工事が与える影響は未知数)
などが挙げられます。
開発と環境保全のバランスはなかなか難しい問題ですね。
- 「リニア中央新幹線」って、何がすごいの?
-
「リニア中央新幹線」は、時速500km、新幹線の約2倍の速さで山梨と東京を約20分、東京と大阪のわずか1時間ほどで結ぶ世界最速の新幹線とされています。
また、「リニア中央新幹線」は、一人を1km運ぶ時の二酸化炭素排出量を他の交通機関と比べると、航空機の半分以下、乗用車の約9分の1の削減が見込まれます。
電気エネルギーを活用して走行浮上するので、騒音や振動が少なく、沿線の環境への配慮が最小限なのも魅力ですね。
まとめ
「リニア中央新幹線」は、日本の技術力を示す重要なプロジェクトであり、静岡県とJR東海の問題が解決されることが望まれます。
国が積極的にリーダーシップをとって、さらに政治家や有識者が中立的な立場で介入して、双方の意見を聞き、解決策を見つけることが求められます。
後進の育成も含めた、いろんな意味での日本の技術の向上と、日本のサプライチェーンを守るためにも、この問題が早期に解決されることが望ましいといえるでしょう。
経営も同じで意見の対立があったら、第三者の専門家を間に入れて双方で協議することで、解決する方向に進めたいですね。
計画になかった急な出費で資金繰りに困った場合は、ファクタリングも選択肢に入れてみましょう。