ChatGPTは便利って聞くけど、うまく活用できれば業務効率化につながりそうですね!
でも、人間の仕事が無くなって失業が増えてしまう可能性もあるのかな?
テック業界とコンサル業界では、AI技術の発達を受けて大幅なリストラが進んでいます。
「GAFAM」をはじめとした巨大なIT企業おいてもリストラが進められていることから、今後もテック業界やコンサル業界においてリストラが加速する可能性があります。
AIの普及はオフィス業務の効率化が期待される一方で、多くのホワイトカラー従業員が置かれる立場が危うくなるのも事実です。
こちらの記事では、テック業界とコンサル業界でリストラが増加する背景や、今後労働者が取るべき対策などを解説していきます。
社労士や行政書士資格を活かして企業のコンサルティングなどを行っている私が、わかりやすく解説していきます!
テック業界・コンサル業界で人員削減が急増
近年、テック業界やコンサル業界では人員削減が増加しています。
- Apple
- Amazon
- Microsoft
- アクセンチュア
- メルカリ
上記のような大企業でもリストラが行われていることから、誰しもが失業するリスクを抱えていると言えるでしょう。
- リストラの流れが世界的に広がる
- インフレや需要減退の影響
- テック業界やコンサル業界はリストラされやすい
- AI技術の進化がホワイトカラーの仕事に影響
- コンサル業界やコールセンターは特に危うい
リストラの流れが世界的に広がる
日本の労働法は解雇規制が厳しいため、好調な業績の会社がリストラを実施する可能性は低いです。
しかし、世界的に見るとリストラの流れが広がりつつあります。
特に、アメリカやヨーロッパで大幅なインフレと需要の減退が発生しており、コスト削減を行うためにリストラが実施されています。
現在黒字で財務的に余裕がある企業でも、
他社がリストラを開始しているなら、将来を見据えてウチも
と考え、リストラを検討する企業も増えているのが現実です。
インフレや需要減退の影響
インフレと需要減退は、テック業界とコンサル業界におけるリストラ増加に影響を与えています。
インフレにより物価が上昇すると、
- 消費者心理が冷え込む
- 企業の購買力が低下する
ことから、世の中全体の需要が減退します。
需要が減退するとビジネスにおける売上や利益の低下に繋がり、企業はコスト削減や効率化を追求するようになります。
そこで、人件費削減のためにリストラを行うんですね!
残念ながら、その通りです。会社員の方は「必要な人材か」「不要な人材か」を評価されていることを意識するべきです。
テック業界やコンサル業界はリストラされやすい
テック業界やコンサル業界は市場の変化に敏感です。
需要の減退が直接的に収益に影響を与えることから、リストラが行われやすい傾向にあります。
さらに、競争力を維持・向上させるために新しい技術や効率化を追求することから、
- AI技術の導入が加速する
- 従来の仕事がAIに置き換えられる
- リストラが加速する
という動きにもつながります。
今後も、テック業界とコンサル業界における人員削減やリストラが進行する可能性は高いと言えるでしょう。
AI技術の進化がホワイトカラーの仕事に影響
近年は、ChatGPTをはじめとしたAI技術の進化が顕著です。
- パワーポイント資料の作成
- Outlookのメール下書き
- エクセルの資料作成
- 議事録作成
- 簡単なプログラミング
AI技術の進化が進むと多くのオフィス業務を代替できることから、ホワイトカラーの仕事に大きな影響を与えるでしょう。
AIはプログラムのプロトタイプ作成やデバッグも効率的にこなせることから、低いレベルのエンジニアの仕事が減ってしまう可能性が示唆されています。
事務作業だけでなく、プログラマーも安泰ではありませんね…
AIに負けないレベルのスキルや技能を持っていないと、生きていくのは難しいでしょう。
コンサル業界やコールセンターは特に危うい
コンサル業界の仕事は、半分以上が資料作成などの事務作業です。
AIでも代替可能な業務が多いことから、経営者から
この社員は不要
と判断されると、リストラの対象になりえます。
また、コールセンターの仕事も
- チャットボット
- 自動回答サービス
などに代替される可能性が高いです。
AIに負けないために習得するべきスキル・能力
AIは業務を効率化してくれる存在ですが、自分が失業してしまったは元も子もありません。
今後ますますAI化が進むであろう状況において、AIに負けないために習得するべきスキルや能力を紹介していきます。
- 読解力
- 自分の専門性を高める
- AIを使う立場になる
- コミュニケーション力
読解力
AIは文字起こしなども対応できますが、読解力に関しては完ぺきではありません。
情報発信者の真意をくみ取ることはできず、AIが作成した文章は人間が確認・リライトする必要があるのが現実です。
そのため、AIが書いた文章をチェックし、必要に応じて修正する読解力は必須といえるでしょう。
自分の専門性を高める
自分の専門性を高めることで、AIにも負けない強みを持つことができます。
- コンサルティング能力
- コミュニケーション能力
- ライティング力
- プログラミング能力
- マーケティング力
など、特定の分野でエキスパートの領域に達していれば、AIが出てきても仕事を奪われる可能性は低いです。
ゼネラリストの需要は減っていく可能性があるんですかね…
残念ながら、その可能性は高いです。自分の強みを認識し、とにかく磨くことの重要性は高まっていくでしょう。
AIを使う立場になる
AIは人間に近い知能を持っているとはいえ、機械にすぎません。
AIを動かすための人間が必要になることから、AIに関する知見を深めてAIを使う立場になれば、失業するリスクは低いでしょう。
AIは面倒な作業や煩雑な事務を人間に代わって行ってくれる存在であり、人間が「主」でAIが「従」の関係にあります。
AIを使いこなすための知識が求められるということですね!
自分のスキル・価値を高めつつAIに関する知識も習得して、日々勉強することが大切です。
コミュニケーション力
AIは、人間の感情の機微まで把握することはできません。
相手の気持ちを考えた上でコミュニケーションできるのは人間ならではの強みです。
コミュニケーションを磨くことでAIと差別化でき、
- 人から信頼されやすくなる
- 仕事が頼まれやすくなる
- 相手の真意をくみ取れる
などのメリットが期待できます。
人間ならではの強みを認識することが重要です。
よくある質問
- AI化が進むと人間の労働力は不要になる?
-
完全に不要になることはありませんが、AIに取って替わられる職種は増えるでしょう。
- 簡単な事務作業やファイリング
- コンサル業界
- コールセンター
の仕事などは、今後減っていくことが予想されています。
- ChatGPT に欠点はある?
-
ChatGPTは質問に対して、スムーズかつ自然に回答できる強みがあります。
しかし、業界の専門知識などに関する情報は不足しているため、完璧なツールではありません。
また、数学のように論理的な思考を組み合わせるのが苦手という欠点があります。
しかし、今後ChatGPTが進化して
- API を利用して独自のデータベースを検索させる
- 別の大規模言語モデルを用いて業界のデータを学習させる
ことで、業界特有の知識を持たせることが可能になるでしょう。
- リストラされないために習得するべきスキルはある?
-
- AIよりも専門性を高める
- AIが苦手としている分野のスキルを高める
という視点から、習得するべきスキルを決めましょう。
高い読解力やコミュニケーション能力、論理的な思考力を鍛えることで「AI以上の人材」になれます。
漫然と業務に取り組むだけでは不要な人材になってしまうんですね…
本格的に人間の仕事がAIに奪われるのは、まだまだ先と言われています。AIの制度が不完全な今のうちに専門性を高め、新たなスキルを習得しましょう。
まとめ
- AI技術の進化
- インフレ
- 需要の減少
などに伴って、テック業界とコンサル業界では大幅なリストラが進んでいます。
AI化が進むことでオフィス業務が効率化されるメリットが期待できますが、余計な人員は整理の対象になる点は押さえておくべきです。
AIの導入が進んだとしても、スキルを高めつつ働き方の変化に対応するための戦略を考えて実行すれば、生き残ることができます。
リストラされないためには、リストラ候補から外れるしかありません。そのための方法を学び、実践していきましょう。