『脱マスク』で口元が気になる・・・化粧品買いに行かないと
髭伸ばしっぱなしだから、剃ってキレイにしておかないと・・・
と思っている方は多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルス対策のマスク着用が13日から個人判断となる前に、男女を問わず多くの人が化粧品売り場や歯科医院などを訪れる機会が増えています。
脱マスクに伴って、化粧品や歯科市場もトレンドが変わってきています。今月に入って化粧品の売り上げが2割増のお店もあり、コロナ渦で低迷していた売り上げはV字回復となるのでしょうか。
この記事では、脱マスクで化粧品や歯科の売り上げがアップする理由や、脱マスクトレンドに合った商品の特徴、需要が高まる販売戦略や施策などについて詳しく解説します。
大手飲食店の店舗マーケティングで前月比120%を達成、現在も運用中の私が、わかりやすく解説します。
脱マスクで増える化粧品の需要
マスクの着用により皮膚が蒸れることで、ニキビや吹き出物、乾燥などの肌トラブルが発生することが多くなりました。
マスクを外すことで医療品の需要が減る一方、男女を問わず多くの人が化粧品を求めるようになっています。ただコロナの前と今とでは、トレンドに変化が出ているようです。
マスクは「顔の一部」
「顔パンツ」という言葉があります。
マスクを外して素顔を見せるのは、下着を脱ぐのと同じくらい恥ずかしいという意味で生まれた言葉です。
「マスクを外した素顔に自信がない」と化粧品を買いに来た客からの声が増えており、A社は今月1日から美容に関するアドバイスを業務を始めました。再びメイクを楽しめるようなサポートをしたいとバイヤーの方は意気込んでいます。
異なるニーズ
花王は、塗ると肌を引っ張って一時的にほうれい線を目立たなくする化粧下地の販売を始めました。口元を見せることに抵抗のある消費者をターゲットにしたものです。
ナリスは、肌の手入れからベースメイクまで1本で完結するクリームを発売しました。担当者は、コロナ渦で手軽なメイクに慣れている、今までとは異なるニーズが生まれていると分析しています。
富士経済のよると、23年の機能性化粧品の国内市場は前年比2.7%増の2兆4,026億円としており、コロナ前の19年の9割まで回復すると見通しを立てています。
確かに化粧する時間は、あんまりかけたくないなぁ・・・
コロナ前とは状況が変わっているので、その違いを察知してユーザーのニーズに沿ったサービスを提供するのが大事ですね。
脱マスクによって売り上げアップが期待される化粧品アイテムとは
マスク着用によって、口紅やリップクリームなどの口元メイクに注目する人が減りました。しかし脱マスクによって、口元の美容や肌トラブルの解消に注目が集まる中、売り上げアップが期待される化粧品アイテムは以下の通りです。
保湿力の高い化粧水やクリーム
マスクを着用すると肌が蒸れて乾燥してしまうため、保湿力の高い化粧水やクリームが注目されます。
保湿力の高い成分を含む化粧品は、肌の水分を補給し潤いを与えることができます。脱マスクで口元以外の顔全体に化粧品を塗ることが増えるため、保湿力の高い化粧品が今後さらに需要を集めていくでしょう。
美白効果のある美容液やマスクシート
マスクの着用で紫外線から肌を守ることができますが、同時に肌が蒸れるため、シミやくすみができやすくなります。
脱マスクで日焼け止めやUVカット効果のある化粧品に注目が集まる一方で、美白効果のある美容液やマスクシートについても、さらに需要は増えていくでしょう。
口紅やリップクリーム
マスク着用時は口元の化粧に注目が集まりませんでしたが、脱マスクによって、口紅やリップクリームなどの口元のメイクが再び注目を集めるようになりました。
また、マスクで隠れていたのでリップの色が地味だった人も、脱マスクになると春っぽい艶のあるリップや口紅にして、メイクを楽しむ人が今後増えてくるでしょう。
メイクするのが面倒だったけど、かわいいリップを見たらメイクするのがちょっと楽しみになってきた🎵
ほかにも脱マスクによって、ヘアケア商品やスキンケア用品なども売り上げアップが期待される化粧品アイテムです。
これから紫外線も強くなる時期なので、スキンケア商品はとくに注目ですね。
今後も、脱マスクによる化粧品市場の変化に注目が必要です。
脱マスクで男性向けの髭剃りが売れている?
脱マスクで顔の見える範囲が大きくなることから、男性たちも顔のケアに力を入れるようになっています。
男性向けの髭剃り
「脱マスク」に向けた顔のケアに関心が集まっており、銀座の生活雑貨店「銀座ロフト」では、男性向けの髭剃りや鼻毛カッターなどの商品も前年比で2倍以上の売上です。
広報担当者は、「マスクを外すので、ひげをケアしなくてはいけないということではないか。歯科用品や口臭予防といった口元ケアも今後伸びてくるのでは」と期待しています。
ホワイトニングや口臭予防
顔のケアに限らず、口臭予防やホワイトニングなど、口元のケアにも関心が集まっているようです。
マスクを外してまず気になるのが口臭という方も多いのではないでしょうか。それを証明するように、舌専用のブラシの売れ行きの好調で飛ぶように売れています。
また口元の清潔感やセルフイメージを意識して、ホワイトニングの需要も高まっています。これまでマスクで隠れていた部分に対しても美容意識が高まり始めているのではないでしょうか。
最近は就活や営業などでも清潔感を意識して、男性の友人も積極的にスキンケアをしていたなぁ・・・
若い男性の美意識の高さには目を見張るものがあります。顔のケア以外にも医療脱毛をやっている男性も多く、大きなマーケットになりそうです。
脱マスクによって注目される歯科美容市場の動向
新型コロナウイルスの感染拡大で長い間マスクの着用が求められてきましたが、13日から脱マスクの動きが広がりつつあります。
この脱マスクの流れは、歯科美容市場にも大きな影響を与えており、脱マスクによって口元の美容に注目が集まる中、歯科美容市場の動向は以下の通りです。
ホワイトニング
マスク着用の間は、口元が隠れているため歯の色についてあまり気にしていなかった人も多いかもしれません。
しかし脱マスクによって歯の色に対する意識が高まり、ホワイトニングによる歯の美白が注目されています。歯科医院でのホワイトニングだけでなく、自宅で使えるホワイトニングキットも人気があります。
インプラント
脱マスクによって、歯の美しさだけでなく歯の欠損や歯列矯正にも注目が集まっており、特に歯の欠損に対するインプラント治療が人気を集めています。
インプラントは人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。今までは顔の下半分が隠れていたため歯の欠損が目立りませんでした。しかし、脱マスクで歯の欠損が気になる人が増えて治療を受け始めています。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を削りその上に薄いセラミックの膜を貼り付ける治療法です。歯の形や色を変えることができるため、脱マスクによって、口元の美容に注目が集まっています。
またラミネートベニアは歯を削る必要があるため、削らないインビザラインやハワイアンマジックなどの治療法も人気があります。
たしかに笑った時など、口元の印象って結構残るから大事なのかも・・・
マスク着用時には気にならなかった歯の色や欠損が脱マスクによって目立つようになり、治療やケアが求める人が増えています。今後も、脱マスクの動きに合わせた歯科美容市場の変化に注目しましょう!
初対面で与える印象はとても大切なので、脱マスクが日常がするこれからは、ますます歯科美容市場への需要は高まっていくでしょう!
脱マスクトレンドに合わせた販売戦略と施策
脱マスクトレンドに合わせた販売戦略と施策について考えてみましょう。
店舗ディスプレイの変更
脱マスクトレンドに合わせた店舗ディスプレイの変更が必要です。
口紅やリップクリーム、ホワイトニング商品、保湿力の高い化粧品、スキンケア用品、インプラントなどの商品を前面に押し出した商品の配置やディスプレイを設置することで、顧客の目を引きます。
キャンペーンの実施
脱マスクトレンドに合わせたキャンペーンを実施することで、商品の需要を高めることができます。
例えば笑顔の男女を並べた広告などのホワイトニング商品に対するキャンペーンや、就活や転職をしている男性をターゲットにしたスキンケア用品に対するキャンペーンなどを実施することで、商品の売り上げを伸ばせます。
SNSを活用した販売戦略
脱マスクトレンドに合わせた販売戦略として、SNSを活用することが有効です。
例えば、インフルエンサーにPRをお願いして口紅やリップクリームの新色や新商品を紹介する動画をSNSに投稿してもらうことで、企業は顧客の興味を引きつけることができます。
今はテレビCMよりも、InstagramなどのSNSで有名人が使っているのをマネしたいという人多いもんな・・・
SNSでの販売戦略は多岐に渡っていて、例えばインフルエンサーによるPR
などさまざまな手法があります!
脱マスクトレンドにおけるスキンケア・歯科美容市場のビジネスチャンス
脱マスクトレンドにおけるスキンケア・歯科美容市場には、以下のようなビジネスチャンスが存在します。
スキンケア用品の需要増加に伴うビジネスチャンス
マスク着用期間中もスキンケア用品に対する需要が高まりましたが、脱マスクで人に見られる機会が多くなると配慮することも多くなるので、さらに需要が高まるでしょう。
保湿力の高い化粧品や肌トラブルに対する商品など、スキンケア用品に注力することでビジネスチャンスがあります。
歯科美容市場の拡大に伴うビジネスチャンス
脱マスクによって、歯科美容に対する需要が増加することが予想されます。
ホワイトニングやインプラント、ラミネートベニアなど歯の美しさに関する商品や歯科美容治療など、歯科美容に注力することで需要増加につながるビジネスチャンスがあります。
オンラインでの販売の拡大に伴うビジネスチャンス
マスク着用期間中は外出自粛に伴ってオンラインでの販売が増加していましたが、脱マスク後も自力ではいけないところの商品も自宅に居ながら受け取れる便利さは絶大なので、需要の拡大が期待されます。
オンラインでの販売に注力することで、需要増加につながるビジネスチャンスがあります。
デジタルマーケティングの活用に伴うビジネスチャンス
マスク着用期間中は店舗販売が低迷していたため、デジタルマーケティングが注目されました。
脱マスク後も店舗販売が回復しない場合には、デジタルマーケティングの活用が重要になるでしょう。デジタルマーケティングに注力してファンを増やしていくことで、需要増加につながるビジネスチャンスがあります。
脱マスクになっても、引き続きオンライン販売の需要は拡大するでしょうか。
一度味わってしまった便利さからは、なかなか忘れられないのが人間です。買いに行く手間ヒマを考えると、価格以上の便利さを感じている人は多いです。
脱マスクトレンドにおけるスキンケア・歯科美容市場には、スキンケア用品の需要増加や歯科美容市場の拡大、オンラインでの販売の拡大、デジタルマーケティングの活用など、ビジネスチャンスが存在します。
これらのビジネスチャンスに注力し、商品やサービスを提供することで需要増加につながることが期待されます。しかし市場競争が激化しているため、顧客のニーズに合わせた商品やサービスを提供しないといけません。
また顧客満足度の向上やブランドイメージの向上など、顧客目線での取り組みをしてはじめて、脱マスクトレンドにおけるスキンケア・歯科美容市場でのビジネスチャンスを最大限に活用することができます。
よくある質問
- 脱マスクでほかに売り上げが伸びそうなジャンルはありますか?
-
いろいろありますが、中でも最近人気なのが髭脱毛などの医療脱毛です。
髭が濃い人にとっては悩みの種が解消されますし、皮膚が弱くて髭剃り負けをしてしまう人や、清潔感が大事な営業マンや接客業などで人と接する機会が多い人にとっては、メリットしかありません。
また髭に限らず、脇やVIO、全身脱毛を希望する人は多いです。特にVIOなどは、将来介護されるときに迷惑にならないようにと中高年の人が率先して受けている場合も少なくありません。
- 脱マスクで歯科美容が盛り上がりそうですが、歯医者って儲かるんですか?
-
歯科開業医の年収は1,000万円とされていますが、個人の開業医の場合は約632万円にまで下がります。
さらに開業歯科医の多くは開業資金で多くの借金を抱えており、その額は5,000万円~1億円にものぼります。開業資金の返済で年収の半分以上は返済に割かれるので、思いのほか儲からないでしょう。
ただし矯正やインプラント、口腔外科などの自費診療を中心に行っている場合は異なります。人気がある歯科医になると、1,500万円以上の年収を稼ぐケースもあります。
赤字決算や保証人を用意できない!はじめてでも最大1億円の融資に対応!まずはこちらからご相談ください。
- SNSでの販売戦略でほかにはどんなものはありますか?
-
SNSでの販売戦略は多岐に渡っていて、インフルエンサーによるPR以外では
- アカウント運用
- 広告配信
- キャンペーン実施
- ライブコマース
などさまざまな手法があります!
まとめ
脱マスクに伴い、化粧品や歯科の市場が変化していくことが予想されます。
顔全体が露出することで顔全体を明るく見せるスキンケア商品や、口元や鼻の周りの肌のトーンを整える商品、歯のホワイトニング商品などが需要が高まることが期待されます。
また、商品のパッケージや広告にも、脱マスクによる露出を意識したデザインを取り入れることができるでしょう。今後は、スキンケア・歯科美容市場において、新たなビジネスチャンスが生まれることが期待されます。
脱マスクのトレンドの流れを敏感に掴んで、サービスの提供に活かしていきたいですね。
サービス提供をする上で事業資金が足りない場合は、ビジネスローンがおすすめです。まずはお気軽にご相談ください。