【あなたは上位何%?】金持ち増えてます!富裕層に関する最新レポートについて解説!

あなたは上位何%
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最近お金持ちが増えているらしいけど、本当かな?

自分はピラミッドのどのあたりなんだろう・・・気になる

と気になる方も多いのではないでしょうか。

今回のテーマは「金持ち増えてます!あなたは上位何%?」です。

この記事では、日本の富裕層に関する最新レポートを解説し、金融知識を向上させ、資産状況の把握とランキングの理解を深めるための解説をしていきます。

FP1級や証券外務員一種などの資格を持つ金融のプロの私が、ポイントをわかりやすく解説していきます!

資金繰りに悩む事業者の方には、資金調達にファクタリングを検討することをおすすめします。

目次

2023年3月「日本における富裕層ピラミッド」最新レポート

2023年3月「日本における富裕層ピラミッド」最新レポート
2023年3月「日本における富裕層ピラミッド」最新レポート
出典:野村総合研究所

2023年3月に野村総合研究所で待望の最新レポートが公表されました。

このレポートは通称「金持ちピラミッド」と呼ばれ、日本の家庭を5階層に分けてお金持ちがどれくらいの割合で存在しているのかを推計した資料です

野村総合研究所が2年に一度作成しているレポートで、日本におけるお金持ちの最新動向を丁寧に解説しているメディアは少ないので、ぜひ参考にしてください。

景気が悪い雰囲気だけど、実際はお金持ちが増えているんだ。

次からは具体的な調査内容についてご紹介します!

資金調達で悩んでいる事業者の方は、ビジネスローンも選択肢に入れてみましょう!さまざまなサービスが揃っているので自分に合ったものを選べます。

【2023年比較ランキング】ビジネスローンおすすめ優良会社8選

「富裕層ピラミッド」の調査内容とは?

「富裕層ピラミッド」の調査内容とは?
「富裕層ピラミッド」の調査内容とは?

調査内容の紹介からについて、この調査では世帯を5つの階層に分けています。

超富裕層

純金融資産が5億円以上です。

富裕層

純金融資産が1億円以上から5億円未満です。

準富裕層

純金融資産が5,000万円以上から1億円未満となります。

アッパーマス層

純金融資産が3,000万円以上から5,000万円未満です。

マス層

純金融資産が3,000万円未満です。

純金融資産とは預貯金や株式、債券、投資信託、生命保険や年金保険などの合計額から負債を差し引いたもので、純金融資産には定義上、マイホームなどの不動産は含まれていません

日本人の財産の多くは土地や家屋ですから、土地や家屋抜きで純金融資産で1億円っていうのはかなり高いハードルです。

ただし、このデータは実績値ではなく推計値であるため、紹介される情報をもとに自己評価を行う際には注意が必要です。

こんなにお金持ちが増えてるっていうのに、自分は・・・

ちょっと待ってください!このデータは実績値ではなく推計値なので読み解く際には注意が必要なんですよ。

野村総合研究所による推計

野村総合研究所による推計
野村総合研究所による推計

日本の富裕層の現状について、野村総合研究所による推計をもとに解説していきます。

超富裕層と富裕層

超富裕層と富裕層の合計は約150万世帯で、日本全体の世帯数(約5400万世帯)のうち、2.74%しかいません。

超富裕層は全体の0.17%、富裕層が全体の2.58%です。36世帯に1世帯が富裕層と超富裕層で、富裕層と超富裕層の平均保有資産を見ると、超富裕層は約11.7億円、富裕層は約1.9億円となっています。

ただし、これらの数値は平均値で、一部の超お金持ちが水準を引き上げていることを念頭に置いてください。

例として、2021年に話題になったMicrosoft創業者のビル・ゲイツ氏の離婚を挙げましょう。

ビルゲイツ夫妻の保有資産は当時約14兆円で、仮に資産を夫婦で半々に分けると2人の資産はそれぞれ7兆円になります。

ゲイツ氏が離婚して独身になったことで、彼が住むエリアの独身男性の平均保有資産が一気に7億円に跳ね上がったという話があります。これは平均値のトリックを示す一例です。

なるほど、同じエリアにお金持ちがいるだけで資産の平均値が跳ね上がるんですね。

なので、実際に他人と比べる際に参考とされるのは、データを大きい順に並べて真ん中になる値の、中央値が多いですね。

純富裕層

純富裕層は、資産5,000万円から1億円の純富裕層について見てみましょう。

彼らは全体の6.01%を占めており、1世帯あたりの保有資産は約7900万円で、これはリベ大のYouTubeやブログなどで学び、行動すれば誰でも達成可能な「小金持ち」と呼ばれるラインです。

16世帯に1世帯って聞くと大変に感じるかもしれませんが、日本の公教育ではお金の知識をほとんど教えていないため、学びさえすればすぐに上位16レベルの金融知識が身につくと言われています。

イメージが湧かないけど、頑張れば到達できるのかな?

金額だけ見るとイメージが湧きにくいですが、若いうちから金融リテラシーを高めれば不可能ではありませんよ。

アッパーマス層

アッパーマス層は、資産が3000万円から5000万円のアッパーマス層(小金持ち予備軍)は全体の13.42%を占めており、1世帯あたりの保有資産は約4600万円です。

このレベルの人たちは、経済的な意味での老後不安はほとんどないでしょう。

アッパーマス層の人たちはすでに金融リテラシーがあって、通過点として今この層にいるようですね。

マス層

マス層は、資産が3000万円未満で全体の77.83%を占めており、1世帯あたりの保有資産は約1600万円です。

いちばん下の層なのに結構あると感じますが、ビル・ゲイツ氏の話のようにあくまで単純平均であり資産の多い高齢者と資産の少ない若年層が混ざっているため、実際の状況は異なります

例えば、20歳の貯金ゼロ円と60歳の退職金をもらった後の2,000万円を比較しても意味がありません。年代別の中央値を見ることが参考になります。

そのため、「私の資産が少ない」と焦る必要はありません。

これらの情報をもとに、お金の勉強を続けることで、自分の資産を増やしていくことが可能で、公教育では十分にお金の知識が教えられていないため、独自に学び行動することが重要です。

周りの人が金融リテラシーを持ってないならなおさら、自らが学んでいくことで差が付きますね。

いまではYouTubeなど無料で学べるツールがあるので、やる気さえあれば誰でに金融リテラシーを高めて資産を増やせます!

サラリーマンでは稼げる額に限界があるので、副業から始めて軌道に乗ったら脱サラして専業で稼いでいる人が今増えています。

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お金持ちの増加傾向

お金持ちの増加傾向
お金持ちの増加傾向

過去10年間、お金持ちの人数は右肩上がりで増加しています。

超富裕層、富裕層、準富裕層の合計世帯数は、2011年には350万世帯に満たなかったものが、2021年には470万世帯を超えるまでに成長しました。

一方で一般的なマス層の世帯数はほぼ横ばいで、2013年以降は約4200万世帯からほとんど動きがありません。

お金持ちが増えた理由を順に見ていきましょう!

お金持ち増加の理由

お金持ちが増えている理由は、株価の上昇によるものです。

お金持ちになるための方法は、極論を言えば、

  • 事業を成功させて大きな収益を得ること
  • 株で一発当てて資産を増やすこと
  • 宝くじや相続で一発当てること

の3つです。

ここ十数年で株式投資に関しては、一発勝負で大当たりを引かなくても、時間をかけることで高確率でお金を増やせる方法が開発されました。

それが、優良な超低コストのインデックスファンドへの投資です。

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インデックスファンド投資

日本人は投資に弱いと言われていますが、インデックス運用の普及により、そのイメージは少しずつ変わってきています。

インデックス運用とは、株式市場全体に投資することでリスクを分散し、長期的に安定したリターンを目指す投資方法です。

正しいインデックス運用を覚えたマス世帯の増加により、今後ますますお金持ちが増えるでしょう。

ギャンブルのような投機ではなく、優良で低コストなインデックスファンドに積み立てをして資産を増やすならいい傾向ですね。

来年から新NISAも始まるので、正しいインデックス運用を続ければ、これだけである程度老後資金は確保できますよ!

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富裕層減少の可能性

富裕層減少の可能性
富裕層減少の可能性

次回の2023年調査では、富裕層の数が減るかもしれません。

お金持ちが増えた理由は株価が上昇したことがおもな要因なので、逆も然りです。米国株はピークアウトして、特に今年の秋ごろから景気後退が本格化するのではないかとの声もあります。

過去にも、2007年から2009年にかけて富裕層の世帯数が減少していました。その原因は、サブプライムショックと呼ばれるアメリカの住宅バブル崩壊に伴う経済危機でした。

サブプライムショック

サブプライムショックは、2007年から2009年にかけてアメリカの住宅バブル崩壊によって引き起こされた経済危機です。

この危機により投資銀行であるリーマンブラザーズが倒産し、100年に1度と言われるレベルの世界的な株価の下落が発生しました。

サブプライムショックの影響で、2007年から2009年にかけて超富裕層、富裕層、準富裕層の世帯数が減少しましたが、減少幅はそれほど大きくありませんでした。

準富裕層があまり減らなかった理由は、超富裕層や富裕層から転落してきた世帯があったからです。

リーマンショックの影響は日本でも深刻で、企業の倒産が増えたり知り合いも解雇された人がいたなぁ・・・

次回の調査で、富裕層が減少するかもしれませんが、インデックス運用を学ぶ世帯が増えているため、お金持ちが増えるポテンシャルは依然として残っています。

日本はまだまだお金持ちが増える可能性のある国であり、インデックス運用を学ぶことで、多くの人が資産を築くチャンスをつかむことができるでしょう

日本で金融リテラシーが今後も普及していけば、インデックス運用をする人も増えて資産を増やす人も増えていくでしょう。

株価が伸びる時期と株価の暴落時

株価が伸びる時期と株価の暴落時
株価が伸びる時期と株価の暴落時

株価が伸びる時期には、富裕層が増える傾向がですが、株価が暴落すると富裕層が減少することが分かります。

お金持ちになる方法は、実は世の中に出回っていると言われていますが、結局のところ、マクロな視点で見れば株を持っているかどうかが最も重要な要素であることに気づく人たちがいます。

2022年と2023年の市場動向

2022年には、久しぶりに米国株が大きなマイナスリターンを記録しました。そして、2023年もさまざまな不穏な動きが見られています。

米国株は、滅多なことでは2年連続のマイナスにはならないものの、もしそうなった場合、2023年の金持ちピラミッドは今までとは違ったものになると考えられます。

つまり、上の階層にいた人たちがどんどん下に落ちていく現象が起こるでしょう。

どんなに優良で低コストのインデックスファンドでも、2~3年の短期で見るとどうしても浮き沈みがあります。

株式市場

株式市場は、長い目で見れば伸びていく傾向にありますが、時に低迷することも事実です。

株式市場が下落する時期に、長く資産運用を続けられるポジションを作っているかが、運命の分かれ道になるでしょう。

ブログやYouTubeなどの資産運用に関するメディアの閲覧数は、株式市場が低迷すると激減します。

つまり、イケイケで右肩上がりの時には多くの人が見ていますが、右肩下がりの時には全然見られない現象が起こります。このような時こそ、情報を集めてお買い得な投資を見つけるチャンスです。

富裕層が減って、世間が「投資なんてやるもんじゃない」と言っている時こそ、淡々とチャンスを狙っていけるといいでしょう。

本来は投資は巷がイケイケの時は静観して、右肩下がりの時が絶好の買い場なのですが・・・ね

物価高による原材料の高騰で資金繰りに困っている事業者の方には、ファクタリングやビジネスローンがおすすめです。どちらがいいのかや使い分けについての詳細はコチラです。

よくある質問

よくある質問
よくある質問

日本における富裕層ピラミッドについて、よくある質問をまとめました。

日本の超富裕層の人口はどれくらい?

野村総合研究所が定義する保有資産の階層分類によると、順金融資産5億円以上を保有する世帯が「超富裕層」と定義されています。

2019年の調査では、5億円以上の資産を持つ「純富裕層」は9.0万世帯で、全体のわずか0.17%でした。

土地や不動産なしでの金額ですから、スゴイですね・・・

正直、どれくらいの貯金があるの?

金融広報中央委員会が実施した「令和2年(2020年)家計の金融行動に関する世論調査」によると、単身世帯の中央値は50万円で、もっとも貯金額が多いのは、老後に備えている60代の300万円でした。

2人以上の世帯の中央値は650万円で、もっとも貯金額が多いのは、単身世帯と同様に60代の875万円となっています。

平均値と中央値だと大分印象が異なりますね。単身世帯で貯金がない割合が36.2%というのも衝撃です。

超お金持ちってどんな職業なの?

国税庁が毎年発表するデータによると、日本の富裕層の大半は企業オーナー、医師、地主の3職種が占めており、最多は企業オーナーで約57%で、次に医師の約16%、地主で約12%と続きます。

公認会計士や弁護士、芸能関係者、政治家などの富裕層もいますが、全体に占める割合は少ないです。

こうしてみるとサラリーよりも、事業所得はバズると青天井に儲けられることがよくわかる結果ですね。

事業所得を増やすには、設備を拡張したりや人件費が増えるなど資金繰りがネックとなります。ファクタリングですと、会社の信用度も下がらないのでおすすめです。

【2023年比較ランキング】ファクタリングおすすめ優良会社8選を金融のプロが紹介

【あなたは上位何%?】金持ち増えてます!富裕層に関する最新レポートについて解説のまとめ

【あなたは上位何%?】金持ち増えてます!富裕層に関する最新レポートについて解説のまとめ
【あなたは上位何%?】金持ち増えてます!富裕層に関する最新レポートについて解説のまとめ

これまでは、日本の富裕層に関する最新レポートを解説し、金融リテラシーを向上させて資産状況の把握とランキングの理解を深めるための補足をしてきました。

今回のレポートのデータは実績値ではなく推計値のため、紹介された情報をもとに自己評価を行う際は注意しましょう。

他人と比べる場合は、平均値よりも年代別の中央値がより実際に近いとされています。

また、一部の超お金持ちが水準を引き上げる平均値トリックも念頭に置くようにしましょう。

今後正しいインデックス運用を覚えたマス層が増加すれば、日本でもお金持ちが増えるポテンシャルは依然として残っているのは明るい材料でしょう。

マス層でも、金融リテラシーを高めて正しいインデックス運用を続ければ「純富裕層」になれると思えると希望は持てますね!

金融リテラシーを高めて、みんなで「小金持ち」を目指してともに学んでいきましょう!

より稼ぐために脱サラして起業した方は、資金調達にビジネスローンも選択肢に入れることをおすすめします!豊富なサービスが揃っているので、自社の返済計画に合わせたサービスを選べます。

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