審査が通らない理由とは? 銀行などの審査に通らない場合の資金調達方法も解説!

融資の審査に通らない
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支払いが迫っているのに銀行審査が通らない・・・どうしよう

銀行融資以外で、何かいい資金調達方法はあるかなぁ・・・?

と銀行融資の審査が通らずに、あまたを抱えている方は多いのではないでしょうか。

ビジネスの成長や新規事業の展開には、資金調達が不可欠ですが、銀行などの金融機関からの融資が通らない場合があります。

この記事では、銀行以外の資金調達方法としてビジネスローンやファクタリングを紹介し、融資審査をクリアするポイントとして信用情報の整理や事業計画のブラッシュアップなどを提言します

また、実際に成功した資金調達の事例として、信用保証協会やソーシャルレンディングを活用した中小企業や個人投資家からの支援を得たスタートアップを紹介します。

FP1級や証券外務員一種などの資格を持ち金融のプロである私が、ポイントをわかりやすく解説します。

最後の手段?|銀行に融資を断られて困ったときの資金調達方法を解説!

目次

融資が通らない理由

融資が通らない理由
融資が通らない理由

融資が通らない理由を以下にまとめました。

融資が通らない理由
  • 信用情報の悪化
  • 収入が不安定
  • 保証人がいない
  • 高い借り入れ残高
  • 事業計画の不備
  • 申請書類の不備
  • 業種や事業内容

ポイントごとに詳細を確認していきましょう!

信用情報の悪化

信用情報の悪化は、過去の未払いや延滞、金融機関とのトラブルが原因で、個人や法人の信用状況が低く評価される状態です。

信用情報が悪化すると、融資審査が通りにくくなり、資金調達が困難になることがあります。

収入が不安定

収入が不安定な場合、融資審査が通りにくくなります。

自営業者、フリーランス、パート・アルバイトなどの職種は、収入の変動が大きく、返済能力が不確かと判断されます。

収入を安定化させるためには、複数の収入源や副業を活用し、金融機関に安定した返済能力があることをアピールすることが重要になるでしょう。

保証人がいない

保証人がいない場合、融資審査が通りにくくなることがあります。

保証人は、借り手が返済できなくなった際に、代わりに返済を行う役割を担うので、金融機関は保証人がいることでリスクを軽減できると判断し、審査が通りやすくなります。

信頼できる保証人を確保することで、融資審査の成功率が向上するでしょう。

高い借り入れ残高

高い借り入れ残高がある場合、新たな融資審査が通りにくくなります。

金融機関は、借り手がすでに多額の負債を抱えていると、追加の融資によって返済能力が低下するリスクを懸念します。

現在の借り入れ残高を減らすことで、追加の融資が受けやすくなり、融資審査の成功率が向上することが期待できるでしょう。

事業計画の不備

事業計画の不備がある場合、融資審査が通りにくくなります。

金融機関は、事業計画が明確で具体的であることを求め、その計画に基づいて返済能力があると判断します。

よって、事業計画が不十分だと、資金使途が不明確であり、将来的な収益性や成長性が見込めないと判断されるため、融資審査の成功率が低くなるでしょう。

数字など具体的な根拠を用いた説明も重要ですが、何より事業内容をいかに熱意をもって訴求できるかも大事です。

申請書類の不備

申請書類の不備がある場合、融資審査が通りにくくなります。

金融機関は、申請書類をもとに借り手の信用状況や事業内容を判断するため、不備があると正確な評価ができません。

申請書類が完全であることで、審査がスムーズに進み、融資審査の成功率が向上します。事前に必要な書類を確認し、適切に準備することが重要になるでしょう。

融資の審査にはどのような書類が必要なのか、またそのフローについて詳細を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

業種や事業内容

業種や事業内容によっては、融資審査が通りにくくなることがあります。

金融機関は、業種や事業内容によるリスクを評価し、特定の業種や事業が不安定な収益や規制などのリスクを抱えていると判断する場合があります。

そのため、業種や事業内容が金融機関が避けるリスクに該当する場合、融資審査が通りにくくなることが考えられるでしょう。

金融機関としても、回収にリスクが高いところとそうでないところでは、あえてリスクが高いところを選ばないですもんね・・・

銀行の融資を断わられた際は、ファクタリングを検討してみましょう!会計上信用度も下がらないのでおすすめです。

【2023年比較ランキング】ファクタリングおすすめ優良会社8選を金融のプロが紹介

銀行以外の資金調達方法

銀行以外の資金調達方法
銀行以外の資金調達方法

銀行以外の資金調達方法について、以下にまとめました。

銀行以外の資金調達方法
  • 信用保証協会
  • ビジネスローン
  • ファクタリング
  • ビジネスコンテスト・アクセラレータプログラム
  • 個人融資(ソーシャルレンディング)
  • サブリース・リースバック

銀行以外の資金調達の方法やそのフローについては、こちらの記事もあわせてご確認ください。

信用保証協会

信用保証協会は、中小企業向けに資金調達の支援を行う機関で、事業計画や財務状況のチェックを行い、金融機関からの融資を保証することで、中小企業が資金調達をしやすくなります。

また、信用保証協会は地方自治体や国からの支援を受けており、リーズナブルな手数料でサービスを提供しています。

ビジネスローン

ビジネスローンは、銀行や信用金庫などから中小企業が受け取ることができる融資の一種で、銀行審査の難しい場合にも柔軟な対応が可能で、迅速に資金を調達できるというメリットがあります。

ただし、金利が高めに設定されることもあるため、計画的な返済が必要です。

金融のプロの私が厳選したおすすめ優良企業について知りたい方はこちらをご一読ください。

ファクタリング

ファクタリングは、売掛金を現金化することで資金調達を行う方法で、売掛金を買い取ることで、即座に現金を手にすることができます。

また、ファクタリング会社が請求書の管理や回収を行ってくれるため、事業者が請求書管理にかける手間や時間を軽減することができます。

ファクタリングとビジネスローンって、どっちを利用した方がいいんだろう・・・?

ファクタリングとビジネスローンの違いやその使い分けについては、こちらの記事がわかりやすいですよ。

徹底比較ビジネスローンとファクタリングはどっちがいいの?

ビジネスコンテスト・アクセラレータプログラム

ビジネスコンテストやアクセラレータプログラムは、起業家がアイデアを出し、そのアイデアが評価された際に支援を受けることができるプログラムです。

多くの場合、優れたアイデアに賞金が与えられ、さらにビジネスを展開するために必要な支援が提供され、起業家にとって、貴重なビジネスチャンスをつかむためのプログラムと言えます。

個人融資(ソーシャルレンディング)

ソーシャルレンディングは、個人投資家からの資金調達を受ける方法のひとつです。

インターネットを介して行われ、金利が低く、返済期間や返済方法が柔軟に設定できるため、起業家や中小企業の資金調達に適しています。

ただし、プラットフォームの手数料や投資家の信頼性などには、注意しましょう。

サブリース・リースバック

サブリースやリースバックは、自社が所有する不動産や機器を貸し出すことで、資金調達を行う方法です。

不動産などの資産を担保として、融資を受けることも可能です。特に、運転資金が不足している中小企業には、有効な資金調達手段となることがあるでしょう。

個人宅などでのリースバックはよく聞きますが、企業版もあるんですね・・・

あまり知られていませんが、税金面で優遇されることもあるので税理士など専門家に意見を仰ぎましょう!

銀行審査をクリアするためのポイント

銀行審査をクリアするためのポイント
銀行審査をクリアするためのポイント

銀行審査をクリアするためのポイントを、以下にまとめました。

銀行審査をクリアするためのポイント
  • 信用情報の整理
  • 収入の安定化
  • 保証人の確保
  • 借り入れ残高の削減
  • 事業計画のブラッシュアップ
  • 書類の確認と準備

以下でそれぞれ詳細を見ていきましょう!

信用情報の整理

信用情報の整理は、融資審査をクリアするための重要なポイントです。過去の未払いや延滞がある場合は、これらを解消し、信用情報を改善することが求められるでしょう。

また、定期的に信用情報を確認して誤った情報が登録されていないかチェックすることも、信用情報を適切に整理し、審査に通りやすくするために重要です。

収入の安定化

収入の安定化は、銀行審査をクリアするための重要なポイントで、安定した収入があることで、金融機関は返済能力があると判断し、審査が通りやすくなります。

収入を安定化させる方法として、複数の収入源を持つ、副業を始める、長期の雇用契約を結ぶなどが考えられます。安定した収入を証明できる書類を用意することも、審査に有利に働くでしょう。

保証人の確保

保証人の確保は、銀行審査をクリアするための重要なポイントで、保証人がいることで金融機関はリスクを軽減できると判断し、審査が通りやすくなります。

信頼できる家族や友人を保証人にして、その方の信用力や収入状況を明確にすることが重要です。また、保証人が適切に責任を果たせることを理解しているかどうかを確認することも大切でしょう。

借り入れ残高の削減

借り入れ残高の削減は、銀行審査をクリアするための重要なポイントで、現在の借り入れ残高が高いと、金融機関は追加の融資が返済能力を圧迫するリスクがあると判断します。

そのため、融資を受ける前に借り入れ残高を減らすことが重要です。借金の返済スケジュールを見直し、無理のない範囲で返済を早めることで、審査に通りやすくなるでしょう。

事業計画のブラッシュアップ

事業計画のブラッシュアップは、銀行審査をクリアするための重要なポイントで、具体的で明確な事業計画を作成し、金融機関に対して将来の収益性や成長性を示すことが求められます。

事業計画には、目標設定や販売戦略、費用対効果の分析などが含まれるべきです。事業計画を緻密に作成し、金融機関に対する説得力を高めることで、審査に通りやすくるでしょう。

より綿密な事業計画書を作成するには、細かい作業や専門知識が必要なところは、人に作業を振ることが重要ですね。

事業者は、自社の舵取りとして大局的な位置で指示や判断を下すことが最重要なことなのを忘れないようにしましょう!

書類の確認と準備

書類の確認と準備は、銀行審査をクリアするための重要なポイントで、必要な書類が不備のない状態で提出されることで、審査がスムーズに進み、成功率が向上します。

申請書類には、事業計画書、収支予測表、税務署からの証明書などが含まれることがあります。事前に金融機関の要件を確認し、適切な書類を整えることが、審査に通るために大切になるでしょう。

融資審査に必要な書類やそのフローについて詳細を知りたい方はこちらの記事がわかりやすいのでおすすめです。

資金調達の成功事例紹介

資金調達の成功事例紹介
資金調達の成功事例紹介

資金調達の成功事例について、以下にまとめました。

資金調達の成功事例紹介
  • 信用保証協会を利用した中小企業
  • ビジネスローンで資金調達に成功した企業
  • ファクタリングを活用した事業者
  • ビジネスコンテストで受賞し、資金調達に成功したスタートアップ
  • ソーシャルレンディングで個人投資家から資金を集めた事業

各事例をそれぞれ見ていきましょう!

信用保証協会を利用した中小企業

信用保証協会を利用した中小企業の成功事例として、新規事業の立ち上げに必要な資金を調達できたケースがあります。

信用保証協会の保証を受けることで、金融機関からの融資がスムーズに進み、事業拡大につながりました。

信用保証協会の利用により、中小企業が金融機関からの信用力を向上させ、資金調達を成功させることができた例です。

ビジネスローンで資金調達に成功した企業

ビジネスローンで資金調達に成功した企業の例として、拡大する需要に対応するため、迅速な資金調達が求められたケースがあります。

ビジネスローンの提供企業と連携し、短期間で柔軟な融資を受けることができ、事業拡大を実現しました。

ビジネスローンを活用することで、銀行からの融資を受けるよりも迅速に資金を調達でき、成功へとつながりました。

ビジネスローンがどういったものなのか、詳細を知りたい方はこちらの記事をご一読ください。

ファクタリングを活用した事業者

ファクタリングを活用した事業者の成功事例として、売掛金を現金化することで資金調達を実現したケースがあります。

ファクタリング会社が売掛金を買い取り、事業者は現金を手にすることができます。

これにより、事業資金を迅速に調達し、経営に余裕をもたらすことができ、ファクタリングを活用することで、事業者が直面する資金繰りの課題を解決し、成長へとつながりました。

ファクタリングって融資じゃない?融資じゃないならどんな資金調達方法なんだろう・・・

ファクタリングはどんなものかを詳しく知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。

ビジネスコンテストで受賞し、資金調達に成功したスタートアップ

ビジネスコンテストで受賞し、資金調達に成功したスタートアップの例として、新規事業のアイデアが高く評価され、多数の投資家から支援を受けたケースがあります。

コンテストでの受賞により、多くの人々の注目を集め、資金調達が容易になりました。

スタートアップが優れたアイデアを持ち、ビジネスコンテストで高い評価を得ることで、資金調達を成功させることができた例です。

ソーシャルレンディングで個人投資家から資金を集めた事業

ソーシャルレンディングで個人投資家から資金を集めた事業の成功事例として、新しいビジネスモデルの展開に必要な資金を調達できたケースがあります。

個人投資家からの支援を受け、新規事業の立ち上げに成功しました。ソーシャルレンディングは、従来の融資方法に比べて手軽に資金調達ができるため、起業家にとって有用な手段となっています。

それぞれの資金調達方法の特徴を確認して、自社に合った方法を選ぶことが大切ですね!

銀行融資を断わられ困ったときの資金調達方法やそのフローについては、こちらの記事がわかりやすいです。

最後の手段?|銀行に融資を断られて困ったときの資金調達方法を解説!

よくある質問

よくある質問
よくある質問

融資審査が通らない場合に、よくある質問をまとめました。

銀行に融資を断られた場合でも、ファクタリングは利用できるの?

ファクタリング会社の多くは、直近の経営状況だけではなく事業内容などを加味して判断しています。

よって、銀行に融資を断られたことを理由に、ファクタリングが利用ができないことはありませんのでご安心ください。

債務超過や赤字決算の場合でも、ファクタリングのサービスを受けられる場合もあるので、各社で確認してみてください。

【2023年比較ランキング】ファクタリングおすすめ優良会社8選を金融のプロが紹介

信用保証協会の保証付き融資のメリットは何なの?

信用保証協会の保証付き融資は、信用保証協会が保証人となるため融資が容易になります。これにより、中小企業でも資金調達がスムーズに行えるメリットがあります。

自社で信用保証協会の保証付き融資が受けられそうか、一度確認してみるのもおすすめですね。

ほか金融機関の融資とファクタリングの違いは何なの?

銀行など金融機関の融資は一般的な融資方法で、金利や条件が比較的安定しています。

ファクタリングは、売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に売却して資金を得る方法で、融資とは性質の異なるもので、売掛金の回収リスクを軽減できる特徴があります。

ファクタリングについては、こちらをご確認ください。

資金繰りに悩む中小企業必見!ファクタリングの仕組みとメリットを解説

審査が通らない理由とは? 銀行などの審査に通らない場合の資金調達方法も解説のまとめ

審査が通らない理由とは? 銀行などの審査に通らない場合の資金調達方法も解説のまとめ
審査が通らない理由とは? 銀行などの審査に通らない場合の資金調達方法も解説のまとめ

資金調達は、ビジネスの成長や新規事業の展開に不可欠ですが、銀行などの金融機関からの融資が通らない場合もあります。

そこで、銀行以外の資金調達方法としてビジネスローンやファクタリングがあり、銀行審査をクリアするためには信用情報の整理や事業計画のブラッシュアップが重要になるでしょう

また、成功した資金調達の事例として、信用保証協会やソーシャルレンディングを活用した中小企業や個人投資家からの支援を得たスタートアップがあります。

資金調達を成功させるためには、適切な方法を選択し、金融機関や各専門家とのコミュニケーションを重視することが大切です。

融資審査に必要な書類について、詳細を知りたい方はコチラをご確認ください。

銀行融資を断わられても焦らずに、専門家と相談をしながら自社に合った資金調達の方法を探しましょう!

ファクタリングは、最短で即日現金化が可能で、会計上借入とならず、金融機関の信用情報に悪影響がないのでおすすめです!

資金調達で困っている事業者の方はこちら/

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